社会復帰に向けて

ニートになってしまった時の対処法

あらゆる業種で人手不足が深刻となっている現在、高卒の就職率は90%を超えています。しかしながら、卒業後すぐ・あるいは就職してすぐに辞職して無業者になってしまうと、社会との接点が途切れてしまいます。そうなると、再就職等を含めた社会復帰が難しくなるという現実があるのです。厚生労働省の調査によれば、ここ数年ニートは全国で60万人前後で推移しています。ただし、この調査は15歳から34歳までの無業者を対象としてカウントしています。そのため、35歳以上の無業者を含めると、実態はもっと多い人数になっていると考えられるのです。ニートになってしまう原因は何でしょうか。社会に出て他者とコミュニケーションをとるのが苦手・ちょっとしたストレスでも心身に重いダメージを受けやすい・他者についていけないなどの要因が挙げられます。その背景には、少なくない例として何らかの疾患・特に精神疾患が隠れているケースがあるようです。他者とのコミュニケーションが苦痛・会社や地域社会の活動についていけないなどの現象に思い当たる場合は、一度精神科クリニックの診察を受けることをお勧めします。この場合、投薬や作業療法等を通じて症状が改善すると、社会に出て活動が出来るようになる場合が多いです。一方、特に疾患がない場合でも、他者とのコミュニケーション能力が低いなどの問題を抱えていることがあります。そんな時には、市役所や区役所などの「生活相談」(主に健康保険、衛生関係のセクションが担当していることが多い)を受けてみてください。ニートを支援する行政サービスやボランティア活動団体を紹介してもらうことができます。そういったサービスを活用することが、問題解決への近道です。